名もなき職人たちの想いを伝える

すべての始まりは…

今から20年以上も昔の話です。
古都鎌倉で開催されていた青空骨董市で、私はこのミッションの原点となる「色絵松竹梅輪花八角中鉢」と出会います。
おそらく他の人は歯牙にもかけないであろうこの中鉢に、私の目は釘付けになりました。理由は今でもわかりません。
逸る心を抑えつつ冷静さを装いながら、店主と値段の交渉をしたあの日は今でもはっきりと覚えています。 作品そのものは、多分駄作に近いと思います。けれど、ちょっと下手な絵柄、掠れた線模様までが私にとっては、愛おしい対象で、本当にこの器と出会えて良かったと、今でも店主に感謝しているほどです。
この喜びと安らぎを、もっと味わいたく、色々な作品を物色しているうちに、私のコレクションは加速度的に膨れ上がりました。
そして今、これら可愛い私の子供たちを旅出させることにより、より多くの方々とその幸せを共有したいと思うようになりました。
当社の作品はブランド物から、名もない職人が作成した朴訥なものまで、様々です。これらの作品とあなたの相性はいかがでしょうか。